既存のMIPI ジェネレータボード「SVO-06」はMIPI-CSI2 が標準となっております。このボードのFPGA を変更することにより、MIPI DSI に対応しました。型式はSVO-06-DSI となります。販売販売価格は、198,000 円(消費税別)となります。
これにより車載SerDes のADAS 分野ばかりでなくインフォテインメント分野にも対応できるようになりました。
代表的なDisplay 系Serializer IC は、MAX96755、CXD4933、 DS90UB941 等になります。 今回のデモはSVO-06-DSI ボードからのMIPI-DSI 出力映像をラズベリーパイ用のディスプレイに表示しています。SVO-06-DSI 用PC アプリから、映像デー
タとレジスタ設定を送るだけで、簡単にMIPI DSI インターフェースのLCD に画像を表示することができます。
SVM-06-SDI は、SVM-06 のHDMI インタフェースをSDI インタフェースに変更したボードです。
SVM-06-SDI には3G-SDI トランスミッタを搭載しており、最大1920x1080x60 fps の映像出力に対応しました。MIPI センサなどのターゲット映像をSDI 対応モニタや計測器にリアルタイムで出力可能で簡
単に評価・検証をすることができます。販売価格は、198,000 円(消費税別)となります。
今回のデモは、GMSL2 カメラ(IMX490) の映像をSVM-06-SDI 経由で、リーダー電子様ご提供の
SDI波形モニタに接続することによりベクトルスコープ、ヒストグラム等の画像評価が高精度で簡単に出来るようになりました。
※SDI:放送業界でよく使用される、高速シリアル・インターフェース規格
SerDes メーカー製評価キットを使用して、次世代の8GHz 帯以上のSerDes を評価する環境を提案しております。
メーカー製評価キットと接続するための接続ボードをメーカー様もしくは弊社で準備しております。これらの接続ボードは、SVM-06 及びSVO-03-MIPI、SVO-06 で使用できます。弊社で準備しているボードの販売価格は、30,000 円(消費税別)となります。
SerDes メーカーとしては、ア
ナログ・デバイセズ社
GMSL、ソニー社
GVIF、テキサス・インスツルメンツ社
FPD-LinkIIIの評価キットに対応しております。
SerDes IC の入手が出来た段階で、評価キットではなくIC 搭載のSerDes ボードを弊社で開発いたします。
前回の展示会でアナウンスしましたMIPI 入力2.5Gbps/lane、USB3.2 10Gbps 出力対応のMIPI モニターボードSVM-09 とは別に、弊社次世代モニターボードとしてSVM-08 を開発いたします。このSVM-08 は、SVM-06 からの移行を容易にするように考えられたボードです。
現在、SVM-06 のHDMI インタフェースをisplayPort インターフェースに変更したボードは既に開発済みです。このボードに載っている
FX3 を FX10 に変更・改版してリリースした方がFPGA、FW 開発期間を短縮できるという考えです。
DisplayPort を採用しておりますので、DisplayPort の入出力を同じボードで切り替えることができます。よってこのボードは、SVM-06 とSVO-03-MIPI、SVO-06 の後継機種としての役割も兼ねています。品名はイメージジェネレーターSVO-08 の予定です。
販売価格は、SVM-08・SVO-08 共に198,000 円(消費税別)を予定しております。発売時期は、FX10-IC が量産される予定の2024 年12 月を考えております。
弊社の開発状況としては、既にFX10-IC のサンプルIC を入手しており、今回展示したSVM-07 ボードと並行して開発に着手しております。
国際画像機器展2024では展示できる予定なので、もうしばらくお待ちください。