SVM-06とSVO-06β*1に搭載されているターゲット接続コネクタ(CN4)の、基本ポート60pos側と、新たに拡張したポート60pos側をつかって、MIPI CSI-2を2系統同時に入力/出力することが可能となりました。
これによりMIPIカメラ2個を使ったステレオカメラの映像を簡単に録画・再生することが可能となります。
*1 SVO-06βは、SVM-06ボードにSVOの機能を移植したボードです。HDMIポートは使用できません。
SVM-06のターゲット接続コネクタ(CN4)に、MIPI CSI-2カメラが2台つながる2ch入力ボードを用意いたしました。
MIPI CSI-2 映像信号 のデータ 4 レーン x 2ポート入力時のレーンあたりのビットレート1.5 Gbps(最大)、
有効画素データレート9.6 Gbps[4.8Gbps x2ポート](未満)に対応します。
但し、 2ポートの入力はデータタイミングが同期していることが動作条件となります。
2つのカメラからの入力信号はFPGAによりSide By Sideの信号形式でパッキングされて出力されます。
例えば1280x720の解像度であれば、2560x720の画としてパソコンに送られ弊社キャプチャソフトであるNVCapにて並んだ状態で表示と録画が可能です。
SVO-06βを使って、SVM-06のステレオ録画した映像をカメラの代わりに2ch出力するシステムもご提案可能です。SVO-06βのターゲット接続コネクタ(CN4)と接続可能な、MIPI CSI-2映像用2ch出力ボードを用意いたしました。
MIPI CSI-2 映像信号 のデータ 4 レーン x 2ポート出力時のレーンあたりのビットレート1.5 Gbps(最大)、
有効画素データレート9.6 Gbps[4.8Gbps x2ポート](未満)に対応します。
弊社再生ソフトであるSVOGeneratorで読み込んだSide By Sideの映像を2chカメラ映像としてターゲットに出力します。
SVM-06のオプション機能であるEmbedded Dataの取り込みもこのステレオカメラの場合でも対応可能です。
映像のアクティブデータの上下の部分に配置されているEmbedded Dataをセンサ・メーカーで割り当てるData Type値を元に、映像と同時に取り込むことができます。
これによりEmbedded Data付きのステレオカメラ映像の模擬をすることが可能ですので、そのデータを利用しての製品の評価、テストなどの効率化を支援いたします。
Embedded Dataの取り込み
これらのシステムを使っての弊社での動作確認済みの構成です。
SVM-06で1920x962(Embedded Dataあり),Raw12bit,30fpsの2ch分のステレオカメラの映像を取り込みます。
その映像をSVOGeneratorで3840x962,Raw12bit,30fpsのSide By Side形式でSVO-06βに入れるとFPGAで2chカメラの映像に分けて映像を出力します。
2ch入力ボードと2ch出力ボードをFFC(Flexible Flat Cable)にてつなぎ、SVM-06で映像をキャプチャして元のカメラのEmbedded Data付きの映像がとれることを確認しております。
ステレオSVM/SVOは、個別対応となります。詳細は弊社営業まで お問い合わせ ください。
※品名、社名は各社の商標です。本資料は仕様変更の為予告なく変更する場合があります。