SVP-01-Gには標準でDisplayPortからの画像入力をUSB3.0のUVC経由でパソコンに録画する機能を有しております。
パソコンまたはビデオプレーヤーから任意の画像をDisplayPortケーブルでSVP-01-Gにつなぎ画像を流します。USB3.0ケーブルでつながったパソコン上で弊社キャプチャアプリのNVCapを立ち上げ、その画像を録画します。録画された画像はfrmまたはAVI形式になっていますので、その画像をSVOgeneratorで読み込むことで実現可能となります。
但し、扱える解像度とフレームレートは1920x1080(FullHD)と1280x720(HD)の30or60fpsに限定されます。
(クリッピング機能により任意の位置から切り出すことは可能)
ドライブレコーダー等のMPEG-4形式の画像を、ジェネレータ用のファイルとして使用する場合は、オープンソースのFFmpegをつかって変換する方法があります。
https://ffmpeg.org/
コマンドラインで操作するツールですので、慣れは必要ですが、FFmpegを使用すれば、簡単にジェネレータで読み込める形式に変換できます。その際、ピクセルフォーマット、画サイズ、フレームレートなどを変更できますので、DSP、ISP、ECU開発で必要なフォーマットをテストする為の画像生成ツールとして使用できます。
コマンドライン例は下記になります。
【例1:input.mp4のファイルをoutput.aviに変換】
ffmpeg.exe -i input.mp4 -vcodec rawvideo -pix_fmt uyvy422 output.avi
-i 入力ファイル名
-vcodec コーデック指定 (ここでrawvideoを指定)
-pix_fmt ピクセルフォーマット指定 (ここでuyvy422を指定)
[応用例1:60fpsの画像ファイルの30秒目から60秒間トリミングし音声なしで30fpsに変換]
ffmpeg.exe -r 60 -ss 30 -i input.mp4 -ss 0 -t 60 -an -vcodec rawvideo
-pix_fmt uyvy422 -r 30 output.avi
-r フレームレート 例60fps、30fps
-ss 開始time 例30秒
-t 切り出し時間 例60秒
-an 音声なし
[応用例2:上記設定に1280x800で切り出しを追加]
ffmpeg.exe -r 60 -ss 30 -i input.mp4 -ss 0 -t 60 -an -vcodec rawvideo
-pix_fmt uyvy422 -r 30 -vf crop=1280:800:320:0 output.avi
切り出し
-vf crop=幅:高さ:開始左:開始上
例:1280:720:320:180 (1920x1080の画像の真ん中を1280x720で切り出し)
以下のコマンドでリサイズすることも可能
-s 1280x720
GUIベースのソフトウェアも多数ありますが、当社では評価しておりません。ご要望が多ければ、弊社でも開発いたします。