前回は概要を説明しましたので、今回から弊社のWebサイトで実際に行った内容を順番に紹介したいと思います。
SEO対策というとWebサイトをすぐにでもいじりたくなるような気もしますが、いきなりWebサイトの改善に着手はしませんでした。
なぜならどのように改善するか指針となる「キーワード」を決めないとページ個別に対応してしまいそうだったからです。
そうなってしまうとサイト全体として統一感が出せないのではと考えたからです。
そこで、この方針ともいうべきキーワードを決める作業から始めました。
こればかりは、社内のメンバーで相談しながら適切なキーワードを決めるしかありません。
弊社のWebサイトですが、エレベータ救命ボックス昇太郎という防災関係の製品と、CMOSセンサーなどからデータを取得する画像キャプチャーボードSVIシリーズという組み込み系の製品の二つを掲載しています。
最終的にはすべてのページに対してSEO対策を実施するのですが、社内ではSEO対策なんて行った経験がないため、なるべくgoogleなどで検索する人がどのような行動をとるのか想像しやすいエレベータ救命ボックス昇太郎のページからキーワードの検討とSEO対策の実施をすることにしました。
次に会議の時のキーワードを決める観点ですが、“昇太郎を知らない人がどのような検索キーワードで検索してくるのか”です。
別の考え方としては、“競合製品がどのような検索キーワードで表示されるのか”というのもあるかもしれません。
これらの観点に基づいてキーワードを検討してもらう会議を行いました。
この観点については自社の製品の状況などにより独自に考えないといけない部分かと思います。
会議で検討した結果、下記のキーワードで上位(Top10)を目指すことにしました。
キーワード:エレベータ 閉じ込め
防災用品をこのようなSEO対策の題材にして紹介するのは不謹慎だとお叱りをいただく可能性もありますがお許しいただければ幸いです。
このキーワードは、昇太郎の利用シーンを想定したキーワードになっております。
キーワードが決まったら、Webサイトを改善する前にGoogleで現在の掲載順位を調査します。
改善前と改善後の効果を見るために順位を記録しておきます。
ちなみに、5月に調査をしたのですがこの時の掲載順位は30位でした。
今日はここまでにして、次回からWebサイトの改善に移ります。