最近では、自動車にカメラを複数台搭載してバックの際に自動車後部の画像を映し出したり、ステレオカメラを用いて車の前方の障害物を監視して安全に走行を支援する、システムなどが開発されてきています。EyeSightやエマージェンシーブレーキ等の名称で使用されています。
また、エアコンなどにもカメラを搭載し人のいるところだけに風を送るなどの仕組みにも利用されています。
カメラモジュール(イメージセンサ)といえば以前は携帯電話への搭載される以外の活用はほとんどありませんでしたが、最近ではいろいろなところで活用されて始めています。
それに応じてイメージセンサ信号発生ボードSVO-02も活用される場所が増えてきています。
そこで今回は車載カメラシステム開発に弊社製品であるSVO-02を活用する方法ついてご紹介します。
自動車にカメラを搭載して前方の障害物を監視する場合、障害物を監視するシステムを作るには、やはり実際の走行中のカメラ画像を使用して開発を行うのが一番有効だと思います。
ただし、これを行うにはカメラを実際に自動車に搭載してリアルタイムでアルゴリズムを検証する必要があります。開発者の人も毎回自動車に乗っての試験を繰り返す必要が出てきます。それではさすがに効率が悪いですね!!
そこで、イメージセンサ信号発生ボードSVO-02の出番というわけです。
事前準備としてSVI-06を自動車に積み込み、実際の車載からの映像を撮影して保存します。
SVI-06で撮影したデータを会社に持ち帰り、開発者の机上にあるSVO-02から出力します。
これにより、車載カメラで撮影したのとまったく同じ映像信号を出力することができます。
この仕組みを活用すれば、検証のために毎回車に乗り込んでの検証を行う必要がなくなりアルゴリズム開発を効率的に進めることができるようになります。
また、SVO-02がカメラモジュールの代わりとなりますので、既存のシステムをそのまま使用することができます。
SVO-02を活用いただいている方からは、「カメラで撮影した映像を繰り返し使えるので、ひとつのロジックを何回も机上で検証することができて便利だ」という声も伺っています。
このように、開発のやり方を根本から変えることができるSVO-02ご興味ある方は是非弊社までお問い合わせください。