SVM-03にてステレオ・サイド・バイ・サイド表示ができました【2015/05/15】
以前にご紹介したOV5642における2chカメラ表示システムではソフトウェアを用いてSide-by-Sideで表示させていました。

今回はFPGA内で前回作成したモジュールの出力の16bit画像の処理を行うことにより、SVM-03を用いて、Side-by-SideにHDMI出力させるようにしました。これを3Dテレビに出力させれば3Dに見えるようになるとか。

今回は720pの画像を2画面映すことを目標にしています。しかしここで問題が。

720pの画像の横幅は1280pixelなので、2画面そのまま出力させると2560pixelとなり、SVM-03の機能で中央部の1920pixel分が表示されることになりますが、この時下図のように左右のカメラで異なる部分を出力させることになってしまいます。

そこで、右図のようにデータを切り出すことで、左右のカメラで同じ部分を出力させることができます。


前の記事でモジュールを使用し、その後に次のような処理を行えばSide-by-Side表示を実現させることができます。

こうして作ったモジュールを組み込みOV5642を2台使用してHDMI出力させると次のように表示させることができます。

720pだけでなく1080pの15fpsなども表示させることができます。


今回はHDMIからの出力ということでSVM-03を用いましたが、SVI-06を用いれば、画像の切り出しも行わずにSide-by-Sideに表示させるモジュールを作成することができるのではないかと思います。

この機能は6月開催の画像センシング展にてデモをご覧いただけます。
展示会では、他にHDMIソリューションとしてHDMI入力ボードSVO-03の展示、USB3.0対応UVCカメラのLinux表示を展示いたします。

それでは会場でお待ちしております。

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