NVCapプラグインDLLのご紹介

8月に入り夏本番ですね!神田も毎日とろけるような暑さです..
さて、今回はNVCapプラグインDLLのご紹介をします。

NVCapは専用プラグインモジュールを組み込むことにより、機能を増やすことができます。
NVCapプラグインDLLとは、NVCap にカメラやデシリアライザ専用の操作画面を追加することができる機能です。
例えば映像を確認しながら明るさ、ゲイン、露光時間調整等イメージセンサのレジスタ設定をGUI画面から簡単に行うことができます。

NVCapプラグインDLLを使用するには、
SVMボード のCDイメージファイル のPluginDLLフォルダに.dllファイルが付属品として格納されていますので、
NVCap → Pluginで使用されるPluginDLLを選んでいただければ、ご使用頂けます。

SVシリーズ ソフトウェアダウンロード
https://www.net-vision.co.jp/support/update.html 

<SVM-06 CDイメージファイル(20220805版)>

これからご紹介する上記以外のPluginDLLは、SVM-03のCDイメージファイルに格納されております。
また、SVM SDKをご購入いただきますと、ソースコードが付属されますのでお客様ご自身で開発することも可能です。
NV UVC SDK Manual (Windows) 3.4. PluginDLL テンプレートプロジェクトをご参照ください。
https://www.net-vision.co.jp/product/dl/NV_UVC_SDK_Manual(Windows).pdf

NVCapプラグインDLLの一覧をご紹介いたします。

■各種イメージセンサ用

イメージセンサの初期化、ゲイン、露光時間調整、テストパターンの出力、上下左右反転表示ができます。

・IMX219

Raspberry Pi Camera 用  *Sony社製

Firmware Version: 接続されているSVMボードのファームウェア、FPGAのバージョンを表示します。
Analog/Digital Gain: アナログゲイン、デジタルゲインの調整ができます。
Integration Time: 露光時間の設定ができます。
Test Pattern: IMX219に内蔵されているテストパターン(10種類)を出力できます。

詳細についてはIMX219_Setting_プラグイン説明書(PDF)をご覧ください。

・OV5647

Raspberry Pi Camera 用  *OmniVision Technologies社製
露出やホワイトバランス、ゲイン調整や反転表示に対応しています。

・OV5642

パラレル信号のカメラ  *OmniVision Technologies社製
画質調整機能に加え、レジスタ設定機能も搭載しています。

・OV2775

パラレル信号のカメラ  *OmniVision Technologies社製
HDR カメラ設定の手動調整が可能です。
Demo Mode: HDR Modeの全パターンが10秒ごとに自動的に切り替わるモードになります。

OV2775は貸出キットのMIPIモニターボード評価キット(HDR機能評価キット)でもお試しいただけます。
https://www.net-vision.co.jp/support/lending_service.html

・SONY5550S

SONY センサの特殊な I2C アクセス用です。
カテゴリ、アドレス+チェックサム自動計算、EEPROM アクセスにも対応しています。

■その他

・ADV7612

ADV7612 (HDMI レシーバ) の RGB ゲイン調整ができます。

・DS90UB964

レジスタの初期化とカラーパターンジェネレータ設定ができます。
DS90UB964とDS90UB954の両方に対応しています。

【ご参考】通常の UVC カメラと弊社 UVC ボードの比較

通常の UVC カメラでは、Processing Unit と呼ばれるインタフェースで、明るさ、コントラスト他のコントロールを行いますが、
この時センサが決まっていないとProcessing Unitは使用できません。
SVM では、Extension Unit と呼ばれるインタフェースで、直接 I2C コマンドを PC から発行しています。

通常のUVCカメラ
・DirectShow 標準インタフェース

SVM NVCapプラグインDLL
・独自に実装したダイアログ


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