今回は、2013/12/29~31まで東京ビックサイトで行われましたコミックマーケット85に組み込み系の薄い本を探しに行ってきましたのでその時の状況をレポートいたします。
Wikipediaによるとコミックマーケットとは「コミックマーケット(Comic Market、通称:コミケあるいはコミケット)とはコミックマーケット準備会が主催する世界最大規模の同人誌即売会。」であり、「2013年夏に行われた「コミックマーケット84」では東京ビッグサイトを3日間借り切った状態でサークル参加者数は約3万5000スペース、一般参加者数は59万人にも上った」といわれるほどの一大イベントとなっています。その経済効果は50億円(☆☆元銀行員の株日記☆☆BLOG(ブログ))とも、それ以上マネーのプチ情報局~覚えていれば損しない~)とも言われております。
経済も大きく動かすほどのイベントになっておりますが、組み込み系の書籍や出展は、コミケ最終日(12/31)でした。ジャンルは「その他」だったと思います。組み込み系の方が出展しているのは、弊社のTwitterでフォロをしている方からのツイートで初めて知りました。そこで実際見に行って得た情報として写真付きで紹介をしたいと思います。
冷えミク
冷えミクさんは技術サークルの「テクノアルタ」さんが開発したプロダクト。当日は13時ごろに伺ったのですがすでに完売していました。弊社の冷蔵庫にも1個欲しかったのですが残念でした。
仕組みは、内蔵されている光センサーで光を感知して、メモリー内にある音声を再生するもの。
冷蔵庫を開けるたびに何かを話してくれるというのは素晴らしいアイデアですね。仕組みは単純ですが1個欲しくなりました。商品の詳細や動作時の動画等はTechnoAlta’s blogをご覧ください。
痛基板
SOB研究所の方々が出しておられた、基板にキャラクターが入っている通称痛基板とよばれるものです。当然、機能としては動作するものになっておりますが、そこにさらに萌えの要素が含まれるという、素晴らしい基板です。これを見ながらはんだ付けをしたら楽しくなりそうな逸品です。残念なのは、コミケ限定販売とのことでここでしか買えないものとなっております。
FPGA技術SPECIAL
これこそがコミケと呼べるような、某雑誌によく似たデザインのALTERA FPGA開発入門書。作者は、長船俊、す~、きしだ なおきさんの共著ですALTERAでいこう!)。
内容は、ALTERA社の歴史から始まり、NiosⅡをターゲットにした開発ツールのダウンロードから使い方まで、すべてツール画面をつけて説明されています。
そのため、全120ページと結構ボリュームもあり、入門書としてはとても見やすいものになっています。
読ませていただきましたが、FPGAがわからない初心者でもすぐにできそうという気にさせる1冊でした。
一般書籍でもここまでわかりやすく作られているものは少ないのではと感じました。
ぜひVol2も購入したいと考えております。
弊社はザイリンクス社のFPGAをメインで使用しておりますが、こういった入門書が多く出ることはFPGA開発の敷居を下げることにつながるのでとても良いと感じました。願わくば弊社でもこういった書籍を出したいところですが。
ぜひ、今年の夏のコミケに組み込み系の書籍を見に行くのもよいのではないでしょうか。
コメント