弊社には昨年10月よりハードウェア担当の新人が1名入社しておりまして、 その新人N君が初めて設計した2ch変換基板を使用した2ch表示システムをご紹介します。
構成は左の写真のとおりです。
カメラモジュールは日昇テクノロジー社から販売されていますOV5642カメラボード です。SVI-06ボードとカメラモジュールの間に新人N君が設計した2chカメラ接続用変換基板を使用します。
成は上の写真のとおりです。カメラモジュールは日昇テクノロジー社から販売されていますOV5642カメラボードです。
SVI-06ボードとカメラモジュールの間に新人N君が設計した2chカメラ接続用変換基板を使用します。
SVI-06ボードは2ch用にカスタマイズされております。
2台のカメラからビデオ信号、画像信号をそれぞれ入力し、今話題のFPGAプラグインで2ch同期を行い、ホストへは16bitデータとして渡し、ホストアプリで16bitを8bit、8bitに分割し、Side-by-Sideで表示します。
OV5642カメラボードは最大5Mまで出力が可能で、最近いろいろな雑誌で取り上げられていますのでご存じの方も多いのではないかと思います。
ただ、起動ファイルをI2C通信でカメラモジュールールへ送らないとカメラから画像が出力されないので、そこがちょっと面倒ですね。
2chカメラ接続用変換基板は、左図のような回路になってます。
SVIボードからは同じシステムクロックをカメラモジュールへ供給します。
記載していませんが、I2C信号も同じ信号を通していますので、SVIボードからのカメラモジュールへのI2Cコマンドは同じものが各カメラモジュールへ通達されます。
同じシステムクロックで同じI2Cコマンドなので、ほぼ同時に画像信号が出てくることを前提としています。
Ch.1、Ch.2ともPixClk、VSync、HSync、画像データBit0からBit7までをSVIボードへ入力します。このデータを使用し2ch同期を行います。
SVI-06ボードは2ch同期入力用にカスタマイズしたFPGAが実装されています。2chカメラ接続用変換基板から入力されたPixClk、VSync、HSyncを使用して2ch同期を行いホストへ16Bit画像として渡します。
ホストPCのアプリはSVIsamを2ch用に改造したものです。ホームページにアップされているものからは若干の追加がありますが、基本は変化ありません。
ホストPCのアプリはSVIsamを2ch用に改造したものです。ホームページにアップされているものからは若干の追加がありますが、基本は変化ありません。
2chカメラ接続用変換基板は、ch.1だけにカメラモジュールを接続しても標準の1ch用で動作しますのでOV5642とSVI-06ボードとこの変換基板のセットで簡単に画像入力が実現できます。
今回使用させていただいた、日昇テクノロジー社のOV5642のページは以下となります。
https://www.csun.co.jp/SHOP/20120881201.html
弊社では、OV5642の他にOV7670も使用実績がありますので、お困りごとがあればお気軽にお問い合わせください。
また、他社代理店様経由のOmniVision社のカメラモジュールも多数接続実績がありますので、こちらについてもお気軽にお問い合わせください。 »お問合せ
ということで今回はここまで。
次回はUSB3.0チップとFPGAを使用した小さいUSBカメラをご紹介したいと思っていますのでご期待を。
コメント