SOLUTION
ホーム > ソリューション  >  Jetson Nano 評価用キット
Jetson Nano 評価用キット

Jetson™Nano開発者キットがもたらす先進のAIコンピューティング

   Jetson™NanoはNVIDIA社から発売されている128基のGPUコアを搭載した手のひらサイズの小型コンピューターボードです。最新の画像分類、物体検出、セグメンテーション、音声処理などのアプリケーションにおいて複数のニューラルネットワークを並行して行う処理を小型サイズ、低電力、低コストで実現可能です。
   このJetson™Nano開発者キットにはMIPI CSIのカメラ用コネクタがついていますので、SONY社製イメージセンサIMX219を使ったRaspberry Pi Camera Module V2(以降、ラズパイカメラと記す) 800万画素カメラモジュールを簡単に接続できます。
   カメラを接続することで高解像度の画像と映像をJetson™Nanoに取り込むことができ、組込みAIに活用できます。

MIPIジェネレータ Jetson Nano 対応版

   MIPIジェネレータ Jetson™Nano対応版は、「MIPIジェネレータ」に I2C 応答機能を追加したもので、 Jetson™Nanoと接続した際に「MIPIジェネレータ」をラズパイカメラとして認識させて映像を転送するボードになります。
   MIPIジェネレータ はJetson™Nano上で『/dev/video0』にマウントされたカメラデバイスとして認識されます。Linux システムから認識されますので、GStreamer、OpenCVなどのフレームワークに対して映像を入力できます。
   弊社ではこの Jetson™Nano のMIPI CSIカメラ用コネクタに、MIPIジェネレータを接続する為の接続ボード(NV054-F)を用意しております。このキットは標準的な販売品目ではないので、詳細は弊社までお問い合わせください。
※NV054-Fは、120PinのMIPIジェネレータに対応しています。

MIPIジェネレータ   SVO for Jetson って何?

   従来の開発フローでは、図【カメラを使った場合】に示すように、Jetson™ Nanoにラズパイカメラを直接接続し、リアルタイム撮影による開発サイクルを回す必要がありました。
   弊社独自の「MIPIジェネレータ」により、物理カメラに依存することなく、任意の映像データをJetson™ Nanoへダイレクトに入力することが可能。これにより、製品評価・検証プロセスの劇的な効率化と開発速度の向上をご提供いたします。

USBモードでJetson Nanoへ映像入力

   PCで再生した映像データを「MIPIジェネレータ」から出力することで、PC上に保存された映像データをJetson™ Nanoの映像ソースとして使用できます。Jetson™Nano に映像を入力することにより AIの画像認識モデルの開発が可能です。


   この図はUSB経由で映像を入力するモードとなります。ラズパイカメラをMIPIモニターボード(NV054-F搭載)に接続し、撮影した映像をPCにて録画・保存します。
   MIPIジェネレータ(NV054-F搭載)がPC上の専用再生ソフト「SVOGenerator」によって制御されます。保存済みのAVI映像ファイルを読み込み、15-22pin FFCケーブルを介してMIPI CSI-2インターフェースでJetson™ Nanoへダイレクト入力。最終的にHDMI出力でモニターに表示されます。
   撮影した映像のリピート再生により、同一条件での反復テストが可能となり、開発の効率化を実現します。

MIPIジェネレータ SVO-06

   SVO-06はUSB3.0経由で入力される映像信号をMIPI CSI-2信号に変換するためのボードです。
   USBモードではPCに保存された非圧縮aviファイルもしくはfrmファイルをMIPI CSI2映像信号に変換して出力します。 出力ピクセルフォーマットはYUV4:2:2 Raw8, Raw10, Raw12, Raw16, Raw20, RGB24 に対応します。


注意事項:記載された商品名、社名は各社の商標です。本資料は仕様変更の為予告なく変更する場合があります。