弊社ではFPGA-MIPI-IPを自社にて開発し、MIPIモニターボードSVM-06、MIPIジェネレータSVO-03-MIPIに搭載しております。
SVM-06では、MIPI情報の一部を「SVMCtlのInfo情報」としてリアルタイムに監視できるようにしております。この機能により、MIPI有効レーン、ピクセルフォーマット、フレームレート、画サイズの確認ができるようになっています。
しかし、上記データの保存は出来ない為、不良解析の手段は有りませんでした。
MIPIビデオアナライザは、MIPI-Info情報では解析できなかった、MIPIフレーム解析機能を搭載したアプリケーション になります。この機能をご使用いただくため、MIPIイメージレコーダーSVI-09-MIPIをリリースすることにいたしました。このVendorクラスボードには、MIPIビデオアナライザが標準で搭載されます。
イメージレコーダーSVI-09には、ベクトルスコープ、ウェーブフォームモニター、ロジックアナライザ等の画像評価機能が搭載されておりました。これらの機能に、MIPIビデオアナライザが追加されます。
MIPIビデオアナライザは、このロジックアナライザの強化版です。ロジックアナライザは、16ビット仕様でしたが、MIPIビデオアナライザは32ビット仕様となります。これにより、下記のようなデバッグが可能となります。
■特 徴
- 1,MIPI規格フォーマットから、パラレルデータ変換後のデータ解析
- 2,画像と波形、DUMPデータをリンクしたデータ解析
- 3,VC(Virtual Channel)0-3チャネルまでの解析
- 4,Embedded Data等の埋め込みデータと位置確認
- 5,MIPIデータ確認:SVMCtlのInfo情報と同内容
- 6,フレームサイズ自動認識機能によるフレーム解析
これらの機能により、高価な計測器を使用しなくても、MIPIデータの基本的な不良解析が出来るようになります。