「SVP-01-G」はUSB3.0 と DisplayPort に対応したパラレル映像信号ジェネレータ・ボードです。
弊社SVOシリーズでの「SVO-03」後継品になります。
(MIPI版のSVO-03-MIPIは性能がアップした「SVS-01-S」として、2023年春に新登場の予定です。)
SVOシリーズは下図のようにカメラになりきることで、映像信号を受けて動作するデバイスやシステムの開発、デバッグ、評価、検証など様々なテストを可能にする製品です。
今現在を映し出すカメラとは違い、USBポートを介してホストPCから非圧縮の映像ファイルを読み込んでカメラ仕様(ピクセル・フォーマット、ビデオ同期信号タイミングなど)に合わせた映像信号を出力できます。
さらにDisplayPortまたはHDMI接続の場合にはモニタになりきることで、PCのグラフィック・ボードまたは録画再生機器のモニタ出力から映像を直接送り込めます。CG画像や特殊なテスト・パターン含め、モニタ表示可能な映像をカメラの代わりに対象機器に流し込むことができます。
SVP-01-GのDisplayPort入力は、最大 1080p/60fps 程度のモニタ向け映像を受けられます。HDMI出力の機器とは市販の変換アダプタを介して接続可能です。
本基板の出力コネクタは弊社「SVO-03」基板と互換で、コネクタ位置も合わせています。また、出力再生アプリとしてより使いやすくなったNVFilePlayerアプリを始めとして、従来通りSVOGenerator アプリも使用できるため、SVO-03 を使用しているシステムの置き換えも容易に進められます。
既存の「SVO-03」や「SVM-03」基板は FPGA (Spartan-6) の入手難に伴い製造中止になりました。今後は「SVP-01」基板を代わりにご使用いただけます。ただし、SVP-01 の FPGA他部品もリードタイムが長くなっているため、しばらくはご注文から納品までお時間をいただくことが予想されます。何卒ご容赦ください。