最新事例/SVシリーズ
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☆最新事例/2022年12月更新
今回はSVO-03の後継基板『SVP-01-G』をご紹介させていただきます。


☆【新製品】SVP-01-G 基板のご紹介
   「SVP-01-G」はUSB3.0 と DisplayPort に対応したパラレル映像信号ジェネレータ・ボードです。
弊社SVOシリーズでの「SVO-03」後継品になります。
(MIPI版のSVO-03-MIPIは性能がアップした「SVS-01-S」として、2023年春に新登場の予定です。)

   SVOシリーズは下図のようにカメラになりきることで、映像信号を受けて動作するデバイスやシステムの開発、デバッグ、評価、検証など様々なテストを可能にする製品です。    今現在を映し出すカメラとは違い、USBポートを介してホストPCから非圧縮の映像ファイルを読み込んでカメラ仕様(ピクセル・フォーマット、ビデオ同期信号タイミングなど)に合わせた映像信号を出力できます。

   さらにDisplayPortまたはHDMI接続の場合にはモニタになりきることで、PCのグラフィック・ボードまたは録画再生機器のモニタ出力から映像を直接送り込めます。CG画像や特殊なテスト・パターン含め、モニタ表示可能な映像をカメラの代わりに対象機器に流し込むことができます。    SVP-01-GのDisplayPort入力は、最大 1080p/60fps 程度のモニタ向け映像を受けられます。HDMI出力の機器とは市販の変換アダプタを介して接続可能です。
   本基板の出力コネクタは弊社「SVO-03」基板と互換で、コネクタ位置も合わせています。また、出力再生アプリとしてより使いやすくなったNVFilePlayerアプリを始めとして、従来通りSVOGenerator アプリも使用できるため、SVO-03 を使用しているシステムの置き換えも容易に進められます。

   既存の「SVO-03」や「SVM-03」基板は FPGA (Spartan-6) の入手難に伴い製造中止になりました。今後は「SVP-01」基板を代わりにご使用いただけます。ただし、SVP-01 の FPGA他部品もリードタイムが長くなっているため、しばらくはご注文から納品までお時間をいただくことが予想されます。何卒ご容赦ください。
SVP-01-G の新機能
1. DisplayPort入力
   HDMI入力を DisplayPort に置き換えています。パラレル版は 2L 構成で従来と同程度の帯域を確保しています。開発予定のMIPI 版は 4L 構成とすることで、現在の SVO-03-MIPIより広帯域となる予定です。
   DisplayPort 機能は FPGA に実装されているため、ハードウェア的には DisplayPort 出力も同じボードで対応できます。標準品としての販売形態は従来の通り、入力、出力は別々に販売します。
   なお、適切なHDMI → DP の変換アダプタを接続することで、これまでSVO-03に接続されてきたHDMI出力機器のほとんどに対応できる見込みです。



2. ボード間同期
   従来基板ではボード間の同期機能が課題でした。SVP-01-G では、SVP-01 基板側に同期専用コネクタを実装できるような構成になっており、ご要望に応じた同期機能のカスタマイズが堅牢かつ柔軟に対応可能です。標準仕様では、本コネクタおよび同期機能は未実装になっています。
   その他、SVO-03 より対応している設定ファイルを基板に書き込んで電源 ON で自動送信する機能(ROM起動)も、SVP-01-G 基板で同様に対応しています。


3. SVシリーズ向け再生ソフト「NVFilePlayer」
   SVP-01-G標準リリースでは従来の再生ソフトSVOGeneratorアプリに加えて、次世代ソフトとしてNVFilePlayerアプリが初期リリースから同梱されます。これらの再生ソフトでは.aviフォーマットなどの非圧縮の映像を読み込み、PCに接続されたSVOシリーズにUSB3.0経由で映像データを出力し、ボードから映像信号を出力することができます。
   NVFilePlayerはSVOGeneratorと比較して、シークバーや自動ズームなどユーザの操作性向上に加え、YUV色変換式の指定、RAWファイルのモノクロとカラー表示などの機能が追加されています。
また、SVOGeneratorの操作手順およびダイアログはそのまま継承していますので、従来アプリをご使用のお客様もスムースに移行できます。さらにマルチチャネル動作をサポートしており、SVOシリーズを複数台接続しての再生動作で、NVFilePlayerアプリから一括した操作ができます。映像ファイルの読込み、メインまたはプレビュー・ウィンドウでの映像表示、ボードに対する制御と再生動作など、要素ごとにプラグイン化されているため、お客様ご自身によるカスタム含めて柔軟に対応できます。またベンダー版キャプチャ製品に同梱のSVIMonやSVIViewアプリに付属の各種プラグインにも対応しています。


4. 画像X,Y指定しての表示位置の移動
SVOGenerator.exe本体の画像表示エリア内で右クリックを行うと、Output Wave Simulatorの波形表示位置を、右クリックした位置に当たる出力データを先頭に再表示を行います。

   この機能により、画像のX,Y位置ではどのように波形が出力されているのかを、右クリックですばやく確認することができます。 この機能は、伝送路によるノイズ、フォーマット変更等、ピクセルフォーマットの整合性を確認する際に有効となります
リリース予定
SVO-03-MIPI後継機種[SVS-01-G]:2024年01月
SVM-06後継機種[SVS-01-U]:2024年06月
製品ページ
SVP-01-G
※仕様等はこちらからご確認ください
本製品にご興味がありましたらお気軽に お問合せ ください。


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☆最新事例/2022年3月更新(SVOスタンドアローンモードのご紹介)
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