最新事例
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☆最新事例/2024年08月更新
2024年8月現在までの、最新開発事例をご紹介いたします。

☆RP2040搭載
   多目的マイコンボードNV070-A-RP2040
   本マイコンボードはRaspberry Pi Foundation RP2040マイコンを搭載し、MIPI-SVシリーズボード及びSerDesボードに対して、様々な機能を付加することを目的に開発されました。本基板に同梱されるMicro Pythonで記述されたスクリプト群を活用することで、様々な機能の実現が可能となります。
   開発関連情報については、同一マイコンを搭載するRaspberry Pi Picoに関する内容を参考にすることができるため、お客様側でのカスタマイズも自由に行いやすくなっております。
特 徴
  • ・MIPI信号をスルーで通しながら、I2Cバックチャネルを監視、制御できます。

  • ・Micro Pythonが使用できる為、顧客サイドでプログラム作成が可能です。

  • ・バックチャネル情報を簡単に保存できる為、バックチャネル情報を簡単に解析できます。
       ※MIPIジェネレーター用新規Serボードには、RP2040を標準で実装します。

  • ・EMC (Electro Magnetic Compatibility) 試験(ノイズ試験)の際、SVM-06を使用しなくてもカメラ動作が可能です。
       ※カメラ動作確認後に、SVM-06の電源を落とせば大幅なノイズ削減が可能です。
       ※SPI Flash ROMにより、カメラの動作制御が可能です。
       ※USB Type-C Connectorからの電源供給のみで動作可能です。
主な機能
  • ・Micro Python対応:Micro Pythonでの制御に対応しており、容易に柔軟な制御スクリプトの作製が可能です。

  • ・MIPI信号パススルー:SVM-06とDesボードとの間に挟んで使用する場合、MIPI信号はスルー伝送されます。

  • ・I2C Master:接続されたボード上のI2Cデバイスに対して、Read/Writeアクセスが可能です。

  • ・I2C Slave:I2C MasterデバイスからのReadアクセスに対して、柔軟に応答することが可能です(開発中)。

  • ・GPIO通信(SVM):SVM-06との間でGPIO8-15を介して信号のやり取りが可能です。

  • ・UART通信(SVM):前述のGPIOはUART TX/RX機能を持たせることが可能です。

  • ・USB Serial通信:Type-CケーブルでPCに接続することで、USB Serial経由でのログ出力等が可能です。

  • ・SPI Flash ROM:16MBのFlash ROMを搭載し、ログや各種制御に用いるレジスタテーブル等の格納が可能です。

  • ・フルカラーインジケータLED: 制御状態をユーザーに知らせるためのフルカラーLEDを搭載しています。

  • ・プッシュスイッチ:リセット機能もしくはユーザー用途を割り当て可能なプッシュスイッチ(SW1)を搭載しています。

  • ・5V供給: 2ピンコネクタ(CN4)により、Type-Cケーブルから供給された5V電源を、SV基板へ供給することが可能です。

  • ・パラレル基板制御:弊社パラレルキャプチャ基板との接続用にI2C Bus、GPIOのテストポイントを用意しています。

  • ・次回製造時からは、RP2040-ICではなく、XIAO RP2040ボード実装に変更します。


ボード接続図
SVM-06と接続 SVM-06&GMI-96716A-Fと接続
応用例
   C2B出力基板CBO-7992は、アナログ・デバイセズ社シリアライザ ADV7992を搭載し、パラレル形式で入力された映像信号を C2B 信号に変換するための基板です。
   この基板には、XIAO RB2040が標準で実装されております。ECUとかディープラーニング機器には、使用できるカメラ画像機器等を認識する機能が含まれています。この認識は、機器を接続した際にI2C通信により確認します。バックチャネルと呼ばれています。この認識シーケンスは公開されていない場合がほとんどです。画像をC2Bシリアライザー経由で出力したとしても、機器側では認識してくれません。RP2040搭載ボードでは、このバックチャネル情報を、RB2040のストレージに保存し、PCに取り込んで解析することが出来ます。この認識シーケンス解析により、機器との認識シーケンスを再現し機器との接続を可能とすることが出来ます。
   この機能により、弊社でしか出来なかったバックチャネルの応答変更が顧客サイドでも可能となります。

販売時期と価格
  • ・RP2040-SDK(Software Development Kit):298,000円/サイトライセンス
       ※お客様の使用環境と用途に合わせた、環境構築費用です。

  • ・多目的マイコンボードNV070-A-RP2040:69,000円(税別)

  • ・納期:受注後2週間(2024年7月受注開始)

  • ・受託開発:300,000円(税別)~
       ※初期動作用のサンプルプログラムは、弊社でも開発いたします。

ご質問等は、お問合せフォーム または、営業へ直接ご依頼ください。



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