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事業概要

SVシリーズ

SVシリーズは、SVIシリーズから開始し、SVMシリーズ・SVOシリーズ・SVPシリーズとラインナップも増えてきました。
海外への販売比率も高く、英文マニュアル等の資料も充実してきております。

【パラレルインタフェース用】
パラレルモニターボード SVP-01-UVC
パラレルジェネレータ SVP-01-GEN
イメージレコーダー SVP-01-VND

【MIPIインタフェース用】
MIPIモニターボード SVM-06
MIPIジェネレータ SVO-03-MIPI

車載用SerDesサポート

車載用映像伝送規格は、Texas Instruments社FPD-Link III規格、Analog Devices社GMSL規格、Sony社GVIF2規格が一般的な規格です。
車載カメラ概要:SerDes環境

SVシリーズボード用にSerializerボード、Deserializerボードを開発しております。SerDesボードは、使用状況によりICの型式やコネクタの種類等が異なり、様々です。よってお客様仕様による受託開発製品になります。
SerDesインタフェースボード

当社ではSerDesインタフェースボードを開発するだけではなく、各SerDesのレジスタ設定に関してもノウハウを蓄積してきております。

MIPI デイジーチェーン機能 (1入力2出力もしくは 2入力1出力) を用いて 複数Virtual Channel 録画・再生を実現しました。本機能によりカメラからのMIPI信号を複数のSVM-06で取得できます。また複数のSVO-06から出力するMIPI信号を1つのストリームにまとめて出力できます。
Virtual Channel (VC/VCX) 対応

MIPIモニターボードSVM-06は、映像とEmbedded Data同期取り込みが可能です。フレーム単位で映像とEmbedded Dataが結合したAVIファイルをPCに保存でき、Embedded Data自体の解析や、映像データとの比較・検証が容易になります。
Embedded Data 取込

ディープラーニングサポート

SVシリーズは、当初実車データを録画して、その画像を再生する装置としての用途が主力でした。しかし最近は実車では再現できないCG画像を取り込んでの用途が増えてきました。CG画像を取り込む場合は、HDMIからの取り込みがメインになります。使用例は下記になります。
DRIVE PX2/AGX対応カメラエミュレーションシステム
この方式により、ECUばかりではなくNVIDIA社プラットフォーム等のディープラーニング装置への映像供給も可能としております。既存のCGメーカーは外部装置へのインタフェースを持っていないことが多いですが、モニター用のHDMIインタフェースを使用すれば、CG画像を実画像として取り扱う事が可能です。

車載ネットワークエミュレーション

SVシリーズのインタフェースとしては、パラレル、MIPI、USB3.0、HDMIがメインでした。現在は、LAN、CAN、LiDAR/LAN、DisplayPortもサポートしています。
車載ネットワークエミュレーションの概要は下記をご参照ください。
車載ネットワークエミュレーション

これを実現する為に、車載カメラ画像分岐:SerDes Split Boardも開発しました。概要は下記になります。
車載カメラ画像分岐:SerDes Split Board

当社の製品は、ボード開発からFPGA、FW、ドライバ、アプリまで全て自社開発です。上記のソリューションも各機能のハード&ソフトを10万円前後の価格で提案しております。現在は標準的な販売製品ではないですが、今後標準化して標準品として販売していく予定です。

SVシリーズの応用例

車載用SerDes関係ばかりではなく、SVシリーズは監視カメラ、ドアホン等の多くの分野で使用していただいております。
当社のボードは全て自社開発ですので、これを応用した受託開発も手掛けております。HDMIから入力された映像をMIPIで出力することなどは自社開発ならではの応用例だと考えております。
少し前まではカメラモジュールの入手は困難でした。現在はRaspberry Pi Cameraが販売されたことにより、カメラモジュールの入手は容易になりました。Raspberry Pi CameraによりRAWデータも使用頻度が増えてきました。Raspberry Pi CameraとSVM-MIPIを使用したRAW映像検討装置や、Raspberry Pi Cameraをエミュレーションする評価用キットを使用してJetson nanoに映像を入力できる装置など、安価な検証装置も提案しています。
Jetson nano 評価用キット ページ

開発実績と技術資産

当社では独自技術を開発した際は、特許申請をしております。この特許申請は、お客様が安心して当社製品をご使用いただくための防御出願です。いままでに申請した独自技術、独自提案は下記になります。
車載画像及び同期データのデバッグ手法
デジタル画像と波形の協調検査環境
FPGA動的再配置(FPGA版プラグイン機能)