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☆最新事例/2025年03月更新
2025年3月現在までの、最新開発事例をご紹介いたします。
今回の最新事例は、弊社SerDesボードの追加機能についてご案内いたします。紹介しますのは「SerializerボードにXIAO RP2040ボード搭載」と「電流測定端子付きDesボード」の2項目になります。
☆ SerializerボードにXIAO RP2040ボード搭載
弊社SVシリーズのSVO製品には、各社車載Serializer-IC搭載のSerボードを開発しております。今後開発するSerボードには、全てXIAO RP2040ボードを搭載することにいたしました。
RP2040の使用方法に関しては、
最新事例/2024年8月「RP2040搭載:多目的マイコンボードNV070-A-RP2040」
で紹介しております。
今後のSerボードは、XIAO RP2040ボードを標準搭載しますので、NV070-A-RP2040ボードは必要なくなります。各Serボードの仕様は異なります。今回はRP2040搭載によるメリットと、RP2040搭載ボードの紹介になります。
Serボードに同梱されるMicro Pythonで記述されたスクリプト群を活用することで、様々な機能の実現が可能となります。開発関連情報については、同一マイコンを搭載するRaspberry Pi Picoに関する内容を参考にすることができるため、お客様側でのカスタマイズも自由に行いやすくなっております。
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主な機能
・ Micro Python対応:Micro Pythonでの制御に対応しており、容易に柔軟な制御スクリプトの作製が可能です。
・ I2C Master:接続されたボード上のI2Cデバイスに対して、Read/Writeアクセスが可能です。
・ I2C Slave:I2C MasterデバイスからのReadアクセスに対して、柔軟に応答することが可能です。
・ USB Serial通信:Type-CケーブルでPCに接続することで、USB Serial経由でのログ出力等が可能です。
・ SPI Flash ROM:16MBのFlash ROMを搭載し、ログや各種制御に用いるレジスタテーブル等の格納が可能です。
上記の通りMIPI信号をスルーで通しながら、I2Cバックチャネルを監視、制御できますのでMicro Pythonを使用してお客様サイドでプログラム作成が可能となります。これらの機能により、新Serボードは、バックチャネル情報を簡単に保存、解析できる様になりました。
RP2040搭載Serボード
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パラレル版Serボード:CBO-7992
C2B出力基板CBO-7992は、アナログ・デバイセズ社シリアライザ ADV7992 を搭載し、パラレル形式で入力された映像信号を C2B 信号に変換するための基板です。この基板には、XIAO RP2040が標準で実装されております。
ECUとかディープラーニング機器には、使用できるカメラ画像機器等を認識する機能が含まれています。この認識は、機器を接続した際にI2C通信により確認します。バックチャネルと呼ばれています。この認識シーケンスは公開されていない場合がほとんどです。画像をC2Bシリアライザー経由で出力したとしても、機器側では認識してくれません。RP2040搭載ボードでは、このバックチャネル情報を、RP2040のストレージに保存し、PCに取り込んで解析することが出来ます。この認識シーケンス解析により、機器との認識シーケンスを再現し機器との接続を可能とすることが出来ます。
この機能により、弊社でしか出来なかったバックチャネルの解析動作が顧客サイドでも可能となりました。
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MIPI版Serボード:GMO-96717
GMSL出力基板GMO-96717は、アナログ・デバイセズ社シリアライザ MAX96717を搭載し、MIPI形式で入力された映像信号を GMSL信号に変換するための基板です。
このボードにもXIAO RP2040が標準で実装されていますので、上記ボードと同様の制御が可能となります。
☆ 電流測定端子付きDesボード
SVシリーズボードは、開発当初から動作時のカメラ電流測定が必要という依頼を頂いておりました。今までは、SerDesボードの新規開発時に対応しておりましたが、今後開発するボードに関しましては、標準で対応することにいたしました。
下記はハードウェア仕様書の一文ですが、このジャンパーピンに電流計を取り付けることにより、カメラ動作中に、電流測定が可能となりました。
【 JP3,JP4 】
CN1, 2へカメラを接続している場合に、PoC電源を供給するかどうかを選択するためのジャンパピンです。また、電流計測にも使用できます。
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